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メダカの種類(ヒカリ体形)

メダカの種類(ヒカリ体形)

現在、様々な種類の改良メダカが作られていますが
改良メダカは通常の天然メダカと比べ
何かしらが変化したメダカと言えると思います。

その変化を大きく分類すると
・体形の変化
・体色の変化
・虹色素(体外光やラメも含む)の変化
・鱗の変化
・ヒレの変化
・目の変化
と、なります。

今日は、上記「体形の変化」の中に分類される
「ヒカリ体形」と呼ばれるメダカをご紹介したいと思います。
(↓琥珀ヒカリメダカ)


ヒカリ体形のメダカは横から見るとわかりやすいのですが
普通体形との違いがわかりやすいように比較をします。
まずは普通体形のメダカが以下です。

以前も、ご紹介しましたが通常のメダカは
背中には背鰭があり、下側には臀鰭があり、尾鰭は三角形です。

メダカのオスメスの見分け方

 

一方、ヒカリ体形のメダカは普通のメダカの下半分が上側に反転し
上側にも臀鰭がつき、ひし形みたいな形をしています。

上の画像のように、ヒカリ体形の特徴としましては
・菱形の体つき
・背中側の鰭が幅広で大きい(背鰭部分に臀鰭と同じ鰭がついている)
・尾鰭が菱形
・背中に腹部と同じ虹色がある
となりますが、例外も多く全てではありません。

例外としましては
背鰭は普通体形の形の鰭を持ち
体形や尾鰭の形は菱形の「新体形」と呼ばれるものや

背鰭が一部欠損した「サムライ」と呼ばれるものや

体もひし形で臀鰭も背中についているけど
尾鰭だけは三角形のものや

背中が光っていないものもあります。
(↓背中の光が無い乙姫)

因みに何故「ヒカリ体形」と
呼ばれるようになったかと言いますと
メダカに限らず魚は通常、外敵から身を守る関係で
背中側は黒く腹側は銀色になっています。

それは身を守るために進化してきた
保護色とか擬態みたいなものですが
ヒカリ体形のメダカは腹部の銀色が
背中側に反転しているので
背中側も銀色に光っています。
(↓黄金ブラックヒカリ)

そのように、背中が光っているので
(後日ご紹介する体外光とは別物です)
ヒカリ体形と呼ばれるようになりました。
(当初はホタルメダカとも呼ばれていました)

因みに、ヒカリ体型のオスとメスの判別は
下の写真の矢印の部分で見分けます。

上の画像は右がオスで、左がメスですが
オスの臀鰭は大きくギザギザしていて
鰭後方の付け根に突起がありますが
一方、メスの臀鰭先端は平らで角は丸くなっています。

ヒカリ体形は背が曲がりやすく
メダカ屋さん泣かせのメダカですが
それ以上に魅力のあるメダカだと思いますので
皆さんも是非、一度は飼ってみては如何でしょうか?
※背曲がりの多いヒカリ体形ですが
シッカリと選別淘汰を繰り返せば
ある程度は曲がりにくくなります。

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