前回、改良メダカは天然のメダカと比べて
・体形の変化
・体色の変化
・虹色素(体外光やラメも含む)の変化
・鱗の変化
・ヒレの変化
・目の変化
の何れかが変化したものだと、ご説明させていただき
その中の「体形の変化」の中に分類される
「ヒカリ体形」と呼ばれるメダカをご紹介いたしました。
メダカの種類(ヒカリ体形)
今回も「体形の変化」の中に分類されるメダカですが
今回は「ダルマ体形」についてご紹介したいと思います。
(↓オロチダルマメダカ)
ダルマメダカは体長が短いメダカで
「チヂミメダカ」とも呼ばれています。
(↓初恋(楊貴妃ダルマメダカ))
もう少し具体的に言いますと、頭の大きさは変わりませんが
脊椎骨(背骨)融合により脊椎が短くなるメダカです。
(椎体の短縮と欠損の両現象あります)
前回ご紹介したヒカリ体形のメダカにも
ダルマ体形がいます。
(↓琥珀ヒカリダルマメダカ)
ヒカリ体形とダルマ体形の二つの変化を持ったメダカです。
(実際には色の変化も持っています)
(↓黄金べっ甲ヒカリダルマ)
ダルマメダカはその体つきから
泳ぎが上手くないのですが
ピョコピョコと泳ぐ姿は非常に可愛く人気の高いメダカです。
(↓琥珀ヒカリダルマメダカ)
まとまって泳ぐ姿は何とも愛らしいです。
(↓琥珀ヒカリダルマメダカ)
ちなみにダルマメダカよりもやや体調が長い半ダルマと
それよりも更に少し長いショートと呼ばれるものがあります。
(↓黄金べっ甲ヒカリダルマ~半ダルマ)
体の長さは個体差があるので
ダルマ・半ダルマ・ショートの明確な定義はありませんが
今後の中では頭部に対しての割合などで
決まっていく可能性もあります。
(楊貴妃ダルマ~ショート)
ダルマ体形は遺伝しますが
遺伝子や、その出現条件については
またいずれご紹介したいと思います。